全史料協関東部会 本文へジャンプ
第279回定例研究会のおしらせ

標記研究会を下記の通り開催いたします。
皆様お誘い合わせの上、ご参加下さい。

第279回定例研究会
テーマ:「アーカイブズにおける公文書と編纂事業 ―宮内公文書館を事例に―」

1.趣旨
 公文書管理法の施行に伴い、宮内公文書館がスタートをしました。以来、宮内公文書館は展示や全史料協などで積極的な情報発信をされています。たとえば、昨年の全史料協の大会でも宮内庁での記録保存の過程などを発表いただいております。
 宮内庁アーカイブズの特徴は、近代以降も公文書と私文書とが密接に絡みながら継承され、皇室だけでなく公家の伝記類が精力的に編纂されてきたことが挙げられるでしょう。多くの地域アーカイブズでも、準公文書ともいえる諸家文書や地域に縁のある人物の史料などを収集、整理、保存、編纂などしてきていますが、近代以降も公文書と私文書とが密接に絡み合う宮内庁アーカイブズの実践は、非常に示唆に富むものと考えられます。
 今回の定例研究会では、宮内公文書館での施設見学をするとともに、宮内公文書館が所蔵する史料の概要、編纂事業についてなどを、所蔵する史料の特質に合わせながら御講義いただきます。

2.日時
 平成27(2015)年2月6日(金)

3. 場所
 宮内庁書陵部図書課宮内公文書館

4. 内容
(1)講義   
  1「宮内省の御猟場管理と公文書・地域資料」
   辻岡 健志 氏(宮内公文書館)
  2「宮内省における修史事業とアーカイブズ?「三條実美公年譜」を事例に-」
   宮間 純一 氏(宮内公文書館)
(2) 宮内公文書館施設見学
 ※終了後、有志による意見交換会(懇親会)を予定しています。