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第300回定例研究会(総会記念講演会)のおしらせ


第300回定例研究会(総会記念講演会) 2019/5/29

「公文書管理法制定10年で見えてきた諸問題」
 講師 中野目 徹 氏(筑波大学人文社会系教授)


1.趣 旨

 2009年(平成21年)に「公文書等の管理に関する法律」(以下「公文書館法」という。)が制定され、まもなく10年が経過する。公文書管理法は文書によって公共団体の活動の説明責任を果たし、適正な行政運営を行うことを目的にし、公文書を「国民共有の知的資源」と位置付けた。これによって行政機関が統一的なルールの下で公文書の管理・保存・利用を行う仕組みを導入し、目的を実現できると考えられてきた。
 しかし、公文書館法が施行されている現在においても、自衛隊の海外PKO派遣日報問題、森友学園問題、加計学園問題等に見られるように、文書の改ざんや隠蔽、不存在、誤廃棄等、公文書をめぐる問題は後を絶たない。また、法律の施行により見えてきた新たな問題もある問題もある。公文書自体への信頼性が揺らいでいるなか、今後公文書と公文書管理法はどのような方向へ向かっていくのか。
 そこで、今年度の総会記念講演会は、筑波大学の中野目徹先生を講師に迎え、公文書管理法制定から10年を振り返り、その間に明らかになった問題について今一度考える場とする。歴史学とアーカイブズ学の見地からご講演いただくことで、公文書と公文書管理法について考えが深まれば幸いである。

2.日 時
  令和元年5月29日(水)14:30 ~ 16:30(14:00受付開始)

3.会 場   

   茨城県立歴史館 講堂(〒310-0034 茨城県水戸市緑町2-1-15)
   ※ アクセス → http://www.rekishikan-ibk.jp/access/

4.内 容
 ○ 総会記念講演会「公文書管理法制定10年目で見えてきた諸問題」
           講師:筑波大学人文社会系教授 中野目 徹 氏
 ○ 質疑応答
  ※ 終了後、有志による情報交換会(懇親会)を予定しております。


5.参加費
 ○ 会 員:無料
 ○ 会員外:500円(資料代として)
  
6.申込方法
  下記のとおり

7.定 員
  100名

8.締 切

  
令和元年5月22日(水)

9.その他
  当日、茨城県立歴史館受付(総合案内)にて、「全史料協関東部会 総会記念講 演会」の参加者である旨をお申し出いただくと、入館料が無料になります。展示室 にて、「常設展」(常時)及び「テーマ展Ⅰ茨城県立歴史館名品展 花ざかり―描 かれた春夏秋冬―」が開催中です(令和元年4月20日~6月9日)。


定例研究会への参加申込方法
「参加申込書」(Word PDF)をダウンロードしていただき、必要事項(氏名又は所属機関の名称、会員・非会員の別、情報交換会等への参加の意向、連絡先)をご記入のうえ、下記事務局あてFAXまたは電子メールで送信してください。

全史料協関東部会事務局(茨城県立歴史館内)
  【担当】 石綿・鈴木・長谷川
   〒310-0034 茨城県水戸市緑町2丁目1-15
   TEL:029-225-4425
   FAX:029-228-4277
   E-mail:jimukyoku@jsai-kanto.jp
    (メールアドレスは 2018.12.25 に変更されました。)