アーカイブズのファシリティマネジメント
―老朽化する館と持続可能なアーカイブズ
戸田市アーカイブズ・センターの場合-
1.趣旨
一般にアーカイブズの定義には、文書等の資料群としての意味と、それらの資料群を保管、活用する施設の両方の意味が含まれている。
文書等の評価・選別という行為は、その保管可能なスペースに制約される部分が大きく、施設に問題が発生した場合、資料群の喪失等に繋がりかねないという問題をはらんでいる。
厳しい財政状況の中で、高度経済成長期からバブル景気の時期に建設された公共施設が数多く存在し、その維持・管理に係る様々な問題が発生している。
アーカイブズについても例外ではなく、建物としての耐用年数は残されているが、非構造部分が経年劣化などで限界を迎え、大規模改修工事を実施する施設が散見されるようになってきた。厳しい財政状況の地方自治体において費用負担の大きい新築ではなく、長期休館し、大規模改修を行うことで施設の長寿命化を図る事例が増えている。
限界を迎える施設のとり得る選択肢のなかで、いかにしてアーカイブズを持続可能なものとしていくかは、その設置機関の置かれた状況により様々だろう。
今回の定例研究会では、現在大規模設備改修工事で休館中の戸田市立郷土博物館(戸田市アーカイブズ・センター)を対象として、既存施設の大規模改修に焦点を当て、施設としてのアーカイブズを考える機会としたい。
2.日時
平成31(2019)年3月1日(金)14:00~16:45
(13:30受付開始)
3. 会場 戸田市新曽(にいぞ)福祉センター 講習会室
(〒335-0021 埼玉県戸田市大字新曽1395)
【徒歩の場合】
JR埼京線「戸田駅」から約12分
【バスの場合】
•国際興業バスでお越しの方
路線(西川62・蕨54)「翔陽高校」停留所下車、徒歩5分
路線(西川61)「新曽小学校入口」停留所下車、徒歩5分
•tocoバス(西循環)でお越しの方
「翔陽高校」停留所下車、徒歩7分
アクセス →
http://www.city.toda.saitama.jp/soshiki/231/fukushi-somu-niizo-access.html
4.内容
○報 告1 戸田市の公共施設ファシリティマネジメントの取組について
戸田市役所 資産経営室 再編担当 佐藤 雄一郎 主事
○報 告2 戸田市立郷土博物館大規模施設改修工事概要と課題について
戸田市教育委員会 生涯学習課 郷土博物館担当 吉田 幸一 主事
○見 学 (徒歩移動)郷土博物館仮設収蔵庫・郷土博物館改修工事現場視察
○質疑応答
終了後、有志による情報交換会(懇親会)を予定しております。
(会場・会費未定)
5.参加費 無料
6.申込方法
申込先は下記の通り。
7.定員 30名(定員を超えた場合のみ、会員を優先させて頂きます。)
8.締切
平成31年(2019)2月25日(月)
9.その他
※改修工事中の館内に入りますので汚れてもよい服装で参加してください。
館内には空調がありませんので防寒着を御着用ください。
※駐車スペースに限りがありますので公共交通機関でお越しください。
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