地方自治のツールとしての公文書
1.趣旨
公文書館施設においては、公文書を管理・公開する意義として、市民への説明責任や後世へ知的資源を残していくことなど、その重要性を繰り返し訴えてきているところです。また、公文書に残された過去の様々な行政事例は、現在の政策立案の参考資料となることも期待できます。
しかしながら、現状としては、情報公開制度により現用文書が利用されることは見受けられますが、歴史的公文書を活用して過去の行政行為に目を向け検証、研究しようという動きは残念ながらあまり目立たないように感じられます。
外交文書等の「発見」や公開がニュースになるなど、歴史的な公文書の重要性は認識されているにも関わらず、いまだ一般の認知度は高くないと言わざるを得ません。
そこで、今年度の総会記念講演会は、東京大学大学院法学政治学研究科の金井利之教授を講師にお迎えします。金井先生は、日本各地での重要な施策について、そのキーマンへのヒアリング等を行い冊子にまとめるなどの取組みをなさっています。行政学研究者の立場から、過去の行政調査の事例をご紹介いただき、調査の過程で感じることや、地方自治を進める上での資料の価値、公文書館機能に期待することなどについて、「地方自治のツールとしての公文書」というテーマでご講演いただきます。
2.日時
平成29(2017)年6月2日(金)13:20〜17:00
(13:00より総会受付開始)
総会 13:20〜14:00
(14:10より講演会受付開始)
総会記念講演会(第290回定例研究会) 14:30〜16:30
3. 会場
群馬県立文書館 3F研修室
群馬県前橋市文京町3−27−26
JR両毛線「前橋駅」下車、徒歩25分
アクセス→http://www.archives.pref.gunma.jp/
4.内容
○演題 地方自治のツールとしての公文書
講師 金井 利之氏 (東京大学大学院法学政治学研究科教授)
終了後、有志による情報交換会(懇親会)を予定しております。
(会場・会費未定)
5.申込方法
申込先は下記の通り。
6.締切
平成29年(2017)5月25日(木) |