東京工業大学におけるアーカイブズ活動の取り組み
1.趣旨
公文書管理法が施行されて5年が経過しました。この間、同法の運用や課題についての報告をはじめ、特定秘密保護法との関係や同法見直し問題、あるいは国立公文書館の機能等について幅広く議論されてきたことは周知のとおりです。全史料協関東部会においても、公文書管理法や公文書管理条例にかんする定例研究会を開催してきましたが、今なお公文書管理をテーマとした定例研究会の開催を望む会員の声は少なくありません。そこで、第289回定例研究会では、公文書管理法の適用対象である国立大学法人のうち、東京工業大学における公文書管理やアーカイブズ活動について取り上げることとしました。すでに関東部会では、第278回定例研究会(平成26年9月)に「大学における公文書管理の現状と課題―公文書管理法から3年を経て―」を開催し、東北大学および東京大学よりご講演をいただき、それらの事例について学ぶ機会を得ました。このたび東京工業大学を取り上げるのは、同大学資史料館公文書室が平成27年4月に「国立公文書館等」の指定を受けた最も新しい大学アーカイブズであり、かつ博物館のなかにアーカイブズが存在するという、いわゆる〈複合館〉の形態を有する組織であることから、第278回定例研究会とは異なる論点や取り組みを知る機会となることが期待されるからです。これは大学アーカイブズ関係者のみならず、地方自治体のアーカイブズや博物館関係者にも有意義な企画となると考えられます。
2.日時
平成29(2017)年2月3日(金)13:30〜17:00
(13:00より受付開始)
3. 会場
東京工業大学大岡山キャンパス
百周年記念館3階フェライト記念会議室
〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1
東急大井町線・目黒線「大岡山駅」下車、徒歩1分
アクセス→ http://www.titech.ac.jp/maps/index.html
4. 内容
○講演 「公文書室設置の経過と現在の活動」
広瀬茂久氏(東京工業大学博物館特命教授・資史料館部門公文書室長)
○講演「手島精一関連コレクション:実体資料と文書を包括して扱う意義」
阿児雄之氏(東京工業大学博物館特任講師)
○施設見学 東京工業大学資史料館閲覧室・書庫、展示スペース等
終了後、有志による情報交換会(懇親会)を予定しております。
(会場・会費未定)
5.申込方法
申込先は下記の通り。
6.締切
平成29年(2017)1月25日(水) |