アーカイブズ・レスキュー活動から資料保存活動スキルを学ぼう
主催:全史料協関東部会
国文学研究資料館基幹研究「アーカイブズと地域持続に関する研究」
共催:人間文化研究機構広領域連携型「人命環境アーカイブズの過去・現在・未来に関する双方向的研究」
トヨタ財団研究助成プログラム「被災アーカイブズの新たな保存技術発展へのアプローチ」
科学研究費補助金基盤研究(A)「地域社会還元型の公文書活用システム構築に関する学際的研究」
1.趣旨
平成28年度は、4月に熊本地震が発生し、8月末に岩手県で台風10号による水害に見舞われるなど各地で災害が起こりました。これは今年度に限ったことではなく、まだ記憶に新しい昨年9月の常総市の水害、平成23年3月の東日本大震災など、日本はどの地域においても自然災害が予想される災害大国と言えます。
歴史資料保存利用機関においても、平常時からの防災計画や被災後の資料レスキュー活動の準備など、災害対策を立てておかなければなりません。また、その際のレスキュー活動や被災資料の乾燥・洗浄方法など、保存の専門家を雇用できない多くの機関においては、アーキビストがそのスキルを最低限身に着けておく必要があります。
そこで本定例研究会では、これまでの国内の被災資料レスキューにおいて中心的役割を果たしてこられた国文学研究資料館准教授青木睦先生に講師をお願いし、これまでの国文学研究資料館の取り組みをご紹介いただきながら、具体的に歴史資料保存利用機関において実施できるレスキュー活動の過程をご講義いただきます。さらに被災資料の乾燥・洗浄プログラムを体験できるワークショップを開催し、日頃の保存や簡易補修業務にも応用できるスキルを学ぶ機会を設けました。また、平成20年に移転した国文学研究資料館の施設見学も併せて実施したします。
同時に本定例研究会会場において、パネル展「アーカイブズ・レスキューの活動記録」を開催しておりますので、ぜひご覧ください。
(開催期間12月15日(木)〜22日(木))
2.日時
平成28(2016)年12月15日(木)13:30〜17:30(13:00より受付開始)
3. 場所
国文学研究資料館大会議室
(〒190-0014)立川市緑町10−3
ホームページ → https://www.nijl.ac.jp/
4. 内容
(1)講義「被災アーカイブズの救助・復旧技術の実際」
青木睦氏(国文学研究資料館准教授)
(2)ワークショップ「被災資料の乾燥・洗浄プログラム体験」
(3)施設見学
※終了後、有志による意見交換会(懇親会)を予定しています。
5.申込方法
申込先は下記の通り。
6.締切
平成28年(2016)12月6日(火) |